価格の重要性についてお話ししたいと思います。

価格設定ひとつで利益は簡単に何倍にもなりますし、
逆に簡単に半分以下になってしまいます。
つまり、価格設定は、ビジネス展開においても重要な戦略要素です。
価格設定の感違い
ブランディングにおいて価格設定の話をすると、
単に価格を高く設定すると勘違いする方も多くいます。
ブランド力を上げるのだから、そのぶん高くしても売れるのではないか?
これは、ブランドについて一面的に覚えてしまった勘違いです。
ブランディング=価格を高くすることではありません。
ブランド力が高まれば、結果的に値下げ競争からは脱出できますが、
それは自ら提供したい適正価格で受け入れられ、
お客さんに選ばれるというだけのことです。
ブランドの考えを伝える
価格設定は、
マーケットに「自分たちのブランドの考え方」
を伝えることが必要です。
例えば、購入頻度が多い重要顧客にだけ割引率をあげます。
顧客全員には行いません。
これにより、そのブランドのコアなファンはさらに特別感を感じます。
さらに新規ユーザーに値引きをしないことで、
ブランドの特別感をあげることにもつながっています。
価格設定でやってはいけないこと
「競合と比較して」「顧客の声をきいて」「売上検証しながら調整して」
「商品原価から算出して」など価格を決める上で検討すべきことは様々あります。
ただ、やってはいけないこともあります。
それは、安易に競合商品・サービス価格帯の中間・平均に設定することです。
実際には多くの企業がこの価格設定をしてしまっています。
「価格は他社と変わらず、サービス品質は上です」
「価格は一緒ですが、一度試してもらえばわかります」
聞いたことがあるフレーズですが、これでは、お客さんに選ばれません。
価格設定はメッセージ
まずやることは、お客さんに自社の商品/サービスが何を大切にしているか
を伝えるメッセージを決めることです。
価格に意味、意志を入れて約束することがブランド戦略における価格設定です。
単なる競合比較ではなく、価格に対して責任を持った約束と説明、
それを望むお客さんへのメリットを実感・納得・感動してもらえる価格の提示。
ブランド戦略が徹底された価格設定はブランド価値との整合がとれているので、
お客さんも自然と選び易くなります。
あなたの商品/サービスは、高いと思いますか? 安いと思いますか?
自社の考え方をハッキリと答えられることが価格設定では重要です。
安易に中間、平均に価格設定した場合、この質問には答えられません。
この価格が適正か理由がなければ、お客さんは判断することができません。
「価格」をお客さんにとって分かり易い判断材料にするため、
競合比較の設定ではなく、自社の意志の反映が必要です。
そうすることでお客さんとの約束が確立され、ブランド力向上にもつながります。
そして、価格がいくらであろうが、”納得すればお客さんは買う”のです。
副業でやっていてもブランド化はできます。
ブランド化して月収100万円以上は軽くクリアしていきましょう。


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