セミリタイア後、夢のような生活を送るためにいくら貯金が必要か No.10

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60歳や65歳の会社の普通の定年退職ではなく、
それよりも早い段階で仕事を辞める早期退職、
いわゆるセミリタイアに憧れている人は多いのではないでしょうか。

 

 
自由で気ままな生活ができてうらやましい、と憧れを抱く人も多くいるでしょう。

 

ただ、そんな憧れを抱く一方、本当にセミリタイアした場合、
その後の生活はどうなるのだろう、本当に生活していけるのだろうか
と不安を持つのも事実です。

 

セミリタイア後に必要な資金は?

定年退職まで好きでもない会社に居続け、働かなくても生活していけるのなら、
早めにリタイアして好きなように生きていきたいと思う人が多いのも当然です。

 

趣味に没頭したり、世界中旅したり、会社の管理や時間の管理に追われる生活から抜け出して、
自由で気ままに好きなことをできる生活は、夢のような世界です。

 

ただ、繰返しになりますが、問題なのは、
セミリタイア後の生活資金をどうやって、ねん出するかになります。
「お金」の問題がつきまといます。

 

それでは、セミリタイアをするにはどのくらいの資金が必要なのでしょうか。

 

セミリタイア後、例えば収入が無いと仮定した場合、
貯金を使って生活していくことになります。

 

単純な計算式でいくと「1ヶ月の生活費×12ヶ月×セミリタイア生活を送る年数」
を用意しておかなければなりません。

 

セミリタイアを50歳、生涯80歳、1ヶ月の生活費を40万円と見た場合、
約1億5千万円が必要となります。

 

必要資金はねん出可能か?

では、次に1億5千万円をどうやって貯金するかですが、
その金額にいくためには、大学卒業後の22歳で就職して、
50歳までの28年間、毎月44万円、貯金することになります。

 

そうすると、毎月の生活費がさきほどの40万円として、
貯金が毎月44万円だとしたら、年収1千万円は理論上必要となります。

 

一流企業で年齢が40歳すぎであれば、可能な年収ではあると思いますが、
20代、30代だと、まあ、現実的ではありませんね。

 

また、毎月40万円の貯金も現実的ではないですし、
セミリタイア後の生活費用が毎月40万円というのもあまり、夢がありませんね。
必要最低限よりやや上ぐらいの生活を送るぐらいでしょうか。

 

足りない分は、年金で補うことができればいいのですが、
年金制度が崩壊しているこの国では期待はできないでしょう。

 

やはり、セミリタイア後、自由で気ままに夢のような生活を送るためには、
先ほどの試算よりも、2〜3倍の3億〜4.5億は必要ということでしょうか。
そうなると、現役時代の年収は、2〜3千万円は必要ということになります。

 

結論、普通のサラリーマンでは無理?

20〜30歳代で、普通のサラリーマンで年収2〜3千万円は、一般的に無理な金額です。

 

また、せっかくの貯金もインフレにより、価値が半分以下になるリスクもあります。

 

つまり、普通のサラリーマンやが、貯金だけによって、
セミリタイア後、夢のような生活を送ることは、
現実的に不可能ということになります。

 

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